私はいわゆる兼業主婦だ。
毎日に追われているけど何に追われてるのかわからないまま一日が終わる。
晩ごはんの買い物によく前を通る、そんなお寺であるイベントが開催されるということを教えてもらった。
小さな頃から神社とお寺の近くで育ち、祖母の家も宗教に関連している環境で育った私は、その環境が嫌いであったりもした。でも大人になるにつれ、落ち着く場所、空気、建物の魅力にはまっていった。
はたまたカレー、昔からあんまり好きではなかったこの食べ物、それが大人になり結婚し旦那と子供の大好物ということでいろんな本を読んだり食べにいくうちになくてはならない食べ物になった。
そんなふたつが一緒になって、関わる人や場所(お寺)がさらなる意味を作りだしている、そんなイベントがカリー寺。
今年もささやかだけど関わることができる、ボランティアスタッフとしてもうすでに貴重な経験とつながりを得ているのだ。自転車で前を通り過ぎる関係ではすでになくなって、なんとなく行ける場所にお寺がある。
こんな思いを参加する多くの人にしてもらえますように…。
(文・赤代 祥子)